水疱やカサカサしているところよりも, 少し広い範囲(5平方センチ)に毎日決められた回数だけ塗るのがコツです 。最近では1日1回塗るだけで十分な効果が得られる塗り薬が主流になりつつあります。入浴後にぬれば,皮膚がふやけているため,薬がよく浸透し効果的です。何回も塗ったり,たくさん塗ったりしても効果は全く変わりません。毎日塗ることを忘れないようにしましょう。水また虫菌は皮膚表面よりもほんの少し深い表皮にも潜んでいるため,一見きれいになったように見えたからといって,治療を止めると再発しがちです。 治ったと思っても,約1〜2ヵ月は続けて外用してください 。
爪の中に白癬菌が入るタイプ(爪白癬)になると,塗り薬ではあまり効果がありません。硬い爪が邪魔になって,塗り薬が白癬菌が増殖しているところまで到達しないからです。のみ薬なら,薬の成分が血流に乗って爪に到達し,薬の成分の含んだ爪に置き換えることによって,爪の中から白癬菌を追い出すことができます。服用期間は,爪の生え変わる4〜6ヵ月です。角質が厚くなったタイプの水虫では水虫の薬に尿素軟膏を重ねて塗るのも方法です。しかし,十分な効果が得られない場合は,のみ薬が必要なことがあります。なお,酢などの民間療法や消毒薬では白癬菌を退治することは出来ません。
新しいタイプの水虫
最近,外国から入ってきた新型水虫(トリコフィトン トンズランス菌)が注目されています。頭部,前腕部,胸部,頸部など露出したところに,わずかに赤みを伴う皮疹が見られるのが特徴です。格闘技系(レスリングや柔道など)のクラブ部員を中心に,集団発生する傾向がみられます。従来の水虫と比べて感染力が非常に強力で,接触するだけでも感染してしまいます。また頭髪の中に入り込むと,保菌者となり難治性となってしまいます。格闘技をしている人で,フケが増えた,頭がかゆい,部分的にカサブタが出来ているという人は検査してもらう必要があります。
新しいタイプの水虫のスキンケア
普通の水虫より,徹底した感染予防対策と治療が必要です。部活練習後はシャワーや入浴し,特に頭,体を洗いましょう。その後,丁寧に塗り薬を塗ってください。抜毛やアカには,この菌がついている可能性があります。ヘアーブラシは自分専用にしておきましょう。
練習場や自分の部屋は電気掃除機で毎日掃除し,練習着はまめに洗濯しましょう。また,家族内,部員内に同じ症状の人がいれば早めに治療するように勧めましょう。
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